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最終更新日：6 April 2023
無断転載の禁止 (C)高木廣文
■チェンマイの夜はカフェーで（01/17/01）
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12月に初めてチェンマイを訪れました。今回の訪タイは，タイの保健医療情報システム関係とHIV/AIDS関係の情報収集が目的でした。
まずは，すでにJICAの仕事でパヤオに来ていた丸井先生とチェンライで合流し，仕事を片付けていざチェンマイに出発です。
チェンマイまでは飛行機で行くのが普通のようで，周囲の方々は盛んにそちらをすすめるのですが，我々二人ともバスで行きたいと言うことで一致したので，バスで行くことにしました。
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これはチェンライのバス・ターミナルの写真です。 |
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この写真のバスがチェンマイ行きのバスです。 |
チェンマイのバスターミナルは，市内から若干離れていますので，バスを降りるとタクシーでホテルへ移動する必要があります。
もっともタクシーといっても，バンコクあたりの日本人のイメージにあるのではなく，ソンテオという小型乗り合いバスですが。値段は運転手もしくは代理人（？）と交渉が必要です。面倒なので，２人で100バーツ（だったと思う？）でホテルまで行ってもらうことにしました。
タイに行く楽しみの一つは，とにかく食べ物がおいしいことです。ということで，夕食は何を食べるかということは大問題です。丸井先生はチェンマイは20年ぶりということで，最新の情報はないようです。
当初目的にしていた店が発見できず，有名なチェンマイのナイトバザールの辺りをさまよったのですが，どうもピンとこないので，ここは丸井先生の観頼みで，にぎやかな場所をちょっと離れた辺りを探索しました。
ナイトバザールの通りとは１本異なる通りの辺りがホテルなども隣接し，何かありそうな感じがしました。遠目に，シンハービールの看板が目に入ったので，食事ができる場所だろうと，そこを目指して行くことにしました。
結構大きな店なのですが，何となく薄暗いし，店の前には女性の写真が貼ってあるので，怪しい店ではなかろうかと戻ろうと思いました。
ところが，丸井先生がここはCoffee Shopだから入ろうということで，半信半疑で入りました。中は薄暗くて，時間が早かったので，ほとんど人が入っていませんでした。
店の中にはステージがあり，女性が歌を歌っていました。
とにかく腹が減っていたので，私は「空心菜の激辛炒め（パック・ブン・ファイデーン）」と「蛙の激辛炒め（パット・ゴップ・ペット）」を，丸井先生は「豚肉の揚げ物」と「カシューナッツ」（だったと思うのだが），そしてシンハービールを注文しました。
（他にも頼んだと思うのですが，最終的にビールを大瓶で５本位飲んだので記憶が薄れています）
予想に反して，料理は極めておいしく，とくに「蛙の激辛炒め」はもの凄く辛いのですが，劇うまで，これまで食べた中で最もうまいと思える味でした。
しかし，注文時に辛さを調整しないでよいと言ったため，もの凄い辛さなので，カニ入り焼き飯（カオパット・プー）を追加し，何とか辛さをしのぎました。
ステージの方では，１曲ごとに歌手（？）が入れ替わり，歌のうまいのから下手なのまで，いろいろあり，結構おもしろいものでした。
丸井先生の話では，カラオケのない頃はコーヒーショップ（カフェー）が唯一の歌を覚えることができる場所たったそうです。さらに，タイ人は食事に関してはうるさいので，食事もうまく，どんな田舎にもあるので，利用価値の高い場所であるとのことです。
確かに，食事はうまく，歌手も美人ぞろいで見ていて飽きがこないのには関心しました。
歌が気に入った場合には，チップとして花輪（プアン・マーライ，だったと思う）をあげるという習慣があるようです。チェンマイでは，１つ30バーツ，パヤオでは20バーツと比較的安いのですが，バンコクでは値段を聞き忘れましたが，チップとして最低でも200〜300バーツ以上とやたらインフレが進んでいるようで，後日見た時には3000バーツをあげていた例があり，これには驚かされました。なお，チップは100バーツ以上だとホチキスで花輪に留めて，歌手にあげるので（首にかけてあげる），額が大きいと日本での村芝居状態になります。
ちなみに，チップをあげるとその歌手が食事をしている席にきてくれます。英語がしゃべれる場合はよいのですが，タイ語しかしゃべれないと意思の疎通を欠きますので，少しはタイ語の勉強も必要です。また，チップをあげなくとも席にくる場合があります。これは，ある程度話をすると人情として，次に歌った時にチップをあげねばと思わせる作戦のようです。
ちなみに，美人の歌手がとなりに座って，一緒にいる風景は，ちょっと見には怪しげですが，極めて健全てとくにどうということもないです（本によれば，やや怪しいことが書かれていますが）。もっとも，その歌手に気にいってもらえれば，外で食事をしたりすることも可能ですが。これはタイでなくともどこでも同じでしょう。
初めてのコーヒーショップ体験は，極めて鮮烈で，おもしろいものでしたので，チェンマイからパヤオ，バンコクに移動したときも，コーヒーショップを求めて，見物に行きました。ただし，歌手の美人さ（歌のうまさと下手さも含めて）とか食事の良さとか，今回の経験ではトータルとして，チェンマイのコーヒーショップが最もお勧めでしょう。
さて，私のタイ語の歌はどうなったか？
心配はご無用です。他人の迷惑もかえりみず，歌いまくりました。また，バンコクで新しいＣＤを多数購入してきました。今のところ歌えるのが，女性歌手の歌ばかりなので，トンチャイの歌も覚えようと思っています。
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