日本風の食事はおいしいのか(04/09/44)

パヤオも残すところ２日になり、ややせわしない。
今日は日本人ばかり５人も集まって、サラカンに行った。ここは２階からの眺めが良いところである。

	これは、パックブンの揚げたもののヤムである。上にはイカと竹輪が乗っている。日本の竹輪とほとんど変わりがないのが、なにか釈然としないが、確かに竹輪である。 ヤムなので辛いものと期待していたが、やや甘く、今ひとつ私には納得できない。

	これは、豆腐のスープである。ゲンチュー・タオフーとか言うようである。中には豆腐の他に海苔が入っている。 これも辛くなく、食べやすい。おいしいが、あまりタイ料理という感じはしない。なんとなく「もどき料理」である。

	これはパヤオ湖で取れる小エビの揚げたものである。まあ、海老の唐揚げという感じで、やはりこれも日本のとそっくりである。 変わっているのは、ツケダレが蜂蜜入りの甘いものであることである。細かく刻んだキュウリや香草が入っている。好みにもよるのだろうが、私は全くこのタレは気に入らない。

	これは、もう完全に日本の豆腐の味噌煮という感じである。何というのか覚えられなかったが、味も味噌によく似ている。 味自体は悪くはないが、やはり辛くない。

この他にトムヤム・タレーもあったが、まあそれは普通のものであった。
やはり、日本人は辛いのが苦手なのか、または長期にタイに滞在していると胃が疲れてしまい、辛くない料理を求めるのか、日本風の料理を頼むようである。
私は一月しかいないので、とくに日本料理を食べたいという意識はまだないし、食べたくもない。
私にとっては、ちゃんと辛いタイ料理の方が好みである。食べ物は人それぞれなので、辛いタイ料理は大嫌いという人も当然いる。それはそれでよいのだが、チュウト（味のない、すなわち不味いという意味）な日本風の料理が、タイ料理の中にあるというのは不思議である。

戻る

最終更新日：12/31/06
無断転載の禁止 (C)高木廣文