タイ風プルコギ(28/08/44)

ホテルのすぐ横に，焼肉を食べさせている店がある。記憶では，昨年からやっているように思うのだが，開店当初から焼肉をやっていたかは定かではない。
この焼肉だが、中央が盛り上がり、周囲に水を張ってある鍋を使って、肉を焼くのである。日本で言うところのジンギスカン鍋、韓国のプルコギ（焼肉）と全く同じものである。鍋の下には炭火のコンロ（？）がついており、結構本格的である。
何という呼び名なのか記憶していなかったので、注文に苦労したが、いろいろ説明して、「ムー・ガタ」ということが分かった。ムーは豚肉のことだと思うが、ガタとは何のことだろうか。もしかすると、「モー（鍋）・ガタ」かも知れないが、どちらにしてもガタが何か不明である。メニューには記載されていないので、字が分からない。機会があれば確認しようと思う。
ようするに豚肉を中央で焼き、周りで野菜やビーフンを煮て食べるという、タイスキと焼肉を兼ね備えたものである。豚肉、野菜（パック・ブンと白菜）、ビーフンは食べ放題である。この他にイカとか海老などを別に注文することができるが、そちらは別料金である。
この辺りでは珍しい料理なのか、土日はタイ人の家族連れなどで一杯になっている。今日は平日なので空いていたが、まあのんびりとビールを飲みながら食事するには向いている。
ちょっと甘辛いタレと、パクチー入りのやや辛いタレの２種類がついてくるが、私はこれを適当に混ぜて食べている。

我々が食事をしていると、それまでいろいろと鍋の設定などでお節介を焼いていた店のオーナーらしき人が、話しかけてきた。どうやら台湾生まれのようで、中国語は話せるかときいているようである。日本語も少しは分かるようであるが、我々がもしかすると中国語が話せるかと期待して話しかけたようである。
タイには中国系のタイ人が結構多くいて、商売が上手なようである。ここの料理にしても、他にはないようで、店がはやるために特色を出しているのだろう。
親父さんは、タイ語以外の言葉を話したかったようであるが、ある程度自分の話をすると満足したのか、また定位置に戻って言った。

まあ、何はともあれ久しぶりに焼肉を腹一杯食べ、ビールを大量に飲んだ夕食であった。

（どうも、「ヌア（肉）・ガタ」というようだが、今ひとつ不確か。ヒアリングが本当にだめなのだ。やはり字を見ないといけないようだ）

戻る

最終更新日：12/31/06
無断転載の禁止 (C)高木廣文