タイの母の日(12/08/44)

今日はシリキット王妃の誕生日である。かつ、「母の日」でもある。というよりも、王妃の誕生日だから、母の日になっていると言うべきだろう。ということで、タイ全土で各種の催し物を行っている。とにかく、タイ王国というくらいであるから、タイでは王室に対する敬愛の念は極めて高い。その程度は、日本人が皇室に持っている敬愛の念とは比較にならないものだと思う。おそらくは、戦前の日本人が皇室に抱いていた念に近いかもしれない。もっとも、私は戦後生まれなので、正確にはそのあたりの比較は不可能ではあるが。
とにかく、タイに来ることがあったら、絶対に王室に対して侮辱するような言動は避けねばならない。仏教と王室は、タイ国民の根本的な生活の中に深く根付いているので、相応の尊敬を払うべきだろう。

ということで、宿泊中のホテルでも催し物があるようで、こういう場合には、朝食はビュッフェ形式になる。ビュッフェ形式なので、当然だが自分の好きなものを選べて良いのだが、大抵は、カオトム・ムー（豚肉入りお粥）に目玉焼き（カイ・ダーオ）を入れたものを食べることにしている。通常は目玉焼きは入っていないのだが、半熟のやつを物色して入れることにしている。こうすると極めて私好みになる。それに、果物（今日は、パイナップルとチョンプー）、パイナップルジュース、コーヒーである。
飽きもせず、同じものを選んでしまう。朝から焼きめしを食べる気はあまりしない。とにかく、うまいのだから、どうでも良いのだが。

昼飯は、チャロンパン（一応パヤオ最大の百貨店である？）の近くのお店で、カオマンガイを食べる。といっても、ガイが蒸したものではないので、正確には、カオ・ガイヤーンだが、スープ付きで20バーツ（約60円）である。ちょっと甘辛いつけだれが付いてくる。スープはやや塩辛いのでちょうど良い。
食後はチャロンパンでＣＤを探す。望みのものがないので、最新ヒットパレード集みたいなＶＣＤ（カラオケ用）のものを購入する。２セット４枚組で640バーツである。
ついでに本の大安売りをしていたので、タイ人のための英語の教科書みたいなものを３冊購入する。どれでも各30バーツだったので、３冊で90バーツである。中身は、日本人が英会話の勉強をする場合と同じような、英語とタイ語の対訳つきのもので、これは結構役に立ちそうである。

夕食は、湖の近くのお店に行く。 ここでわかったのだが、今日は王妃の誕生日なので禁酒である。どこのお店もビールなどのアルコール飲料を出してはいけない日である。選挙の日も禁酒であるが、まあこのあたりはタイは徹底している。
蛙の激辛炒めを食べたかったが、残念ながらなかった。トム・ヤム・タレー、カリフラワー炒め、豚肉の揚げたもの、などを食べた。とにかく、ビールがないので寂しい食事に思えてしまう。実際には、うんとおいしい食事なのだが。
ホテルに戻って買い置きのウィスキーを飲んで、さっさと寝てしまう。

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最終更新日：12/31/06
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